スーパーマリオくん37巻感想
★スーパーマリオくん37巻感想

・ミスターL目当てで買った37巻が全体的に最高だったので特にWOWってなったシーンをまとめました
・37巻はマリオ&ルイージRPG2終盤とスーパーペーパーマリオの4面までの話が収録。
・マリオ&ルイージRPG2は未プレイだったけど楽しく読めた。ベビィブラザーズ可愛いのう。

・37巻はマリオがピーチ姫のこと大好きなのがわかるシーンがたくさんあるんだけど、ピーチ姫のヒロイン力がすごくてナットクのベタ惚れ。二人とも可愛いんだコレが。
・ゲドンコ姫戦でなすすべなくボロッボロになったマリオたちをバカにされてピーチ姫が怒るシーン、
「マリオたちはふぬけじゃないわよ まぬけよ!!」
「だれに頼まれたわけでもないのに こんなところまで わたしを 助けに来てくれるんだもん」
「過去のおチビちゃんたちも みんな、みんな……。 ホントに大バカよ!」
からの



これ!!

・ラスボス相手に啖呵切ってからの超絶デレ。すごい破壊力だ……
・その言葉でマリオブラザーズが「どんな薬より どんな強力なアイテムより 効くもんね〜!」って大復活して合体技で敵を滅する展開最高か? 絆が凄い



・形態変化したゲドンコ姫が強すぎて弱気になってるルイージはあざとかったね



・ゲドンコ姫の攻撃がピーチ姫に向いたとき誰よりも早く庇いに行ったベビィマリオ本当にかっこよかった これは惚れるでしょ 堕ちたなって思う
・自分じゃ倒せないからとりあえず盾になるなんて こんなイケメンな赤ん坊いる? 将来が楽しみ過ぎない?(※マリオくんになる)
・このときのピーチ姫の「おチビちゃん! おチビ……、……マリオ! ありがとう!」って一言がすごく良くてさ……愛称から名前に呼び直したのが、ベビィマリオに対して”かわいい赤ちゃん”から”騎士”として改めて敬意を払い直した感じがしてグッときた。

・他にも後半のパートだけど「↓ピーチひめにはさからえないマリオ」ってコマ外に書いてあったり、マリオがピーチ姫の写真を「大事な写真なんだ(ハート)」って抱きしめて「きっと助けるからね!!」ってテンション上げたり、ほのぼのする場面多数。
・「願いが叶わなくなるぞ」って脅されてズンババ(ボス)に逆らわないようにしてたのに、そのピーチ姫の写真をグシャグシャにされた途端にムチャクチャブチギレて怒りだけで倒したり、ピーチ姫は大事な存在なんやね……ってホロリとする。
・ゲーム内だとマリオは喋らないから、豊かに愛情表現するマリオは漫画ならではの楽しみだなあ。




・ディメーンがまるまるっとしてて可愛いんだ〜〜。なんかより子どもっぽさが増してる気がする
・フニフニした感じで悪だくみしてて、妖精的な可愛さがある
・「ボクがマリオに、サイコーのおもてなししてあげる。」とか「ふふふふ おもしろい、おもしろい」とか、セリフ回しもなんとなく幼児っぽくて、実質ショタ。おフランス語も使わないから「また会おうね。」って素直に言うしもう実質フレンズ。
・フレンズではないです。


……でまあ元々4面目当てで買ったんですけど、



ッハァ〜〜〜〜〜〜!
・宇宙ステージのボス、謎の男・緑の貴公子ミスターL。
・その正体は(見たまんまですが)催眠術をかけられて敵方に回った、赤いものに敵意全開のルイージ。
・ゲームプレイ中にこのキャラにハートをブチ抜かれたので他のメディアでも見たい〜と思って慌てて漫画を買ったんですけど、漫画版ミスターLも期待を裏切らない(上回る)マブさ。

・彼はどう見てもルイージですが、ゲームではマリオが「会ったことある気がする…」と思う描写があるぐらいで特に気づかれずに終わる。
・イヤ誰も気づかんのかい! っていうルイージの影薄幸薄芸とマリオのとぼけっぷりが可愛くてそれはそれで面白いんだけど……
・なんとマリオくんのマリオとクッパは一目で「はあ!? ……どう見たって……ルイージだろ。」と苦笑を浮かべる。

ウグゥ〜〜〜〜〜〜ッ……ッ!

・そら呻き声も出ますよ。この時点で興奮を隠せません。いわゆる「待って待って!」状態。

・ゲームみたいに「なんか見たことあるような気がする」レベルの認識で戦うのと「弟やん」と思いながら戦うのでは全然話が違ってくるやんけ……。もう雲泥の差。

・ミスターLは記憶がないので、ルイージなんて奴は知らない! と実の兄貴とクッパ相手に大暴れ。なんなら原作ゲームよりも凶暴で攻撃的(可愛い)。口もすこぶる悪い(可愛い)。
・マリオは「おれが元に戻してやる!」と宣言し、ギャグ漫画なので力業でショック療法目指して物理で殴りまくるもののミスターLを怒らせるばかり。

「おれたちの思い出を忘れたのか?」と話しかけても(ただしルイージが散々な目に合う思い出しか語られない)ミスターLは逆上、メタルブラザーメカ・エルガンダーを召喚してさらにマリオ一行をボコボコにする。
・もうこのマリオくんなら「ブラザーはおれだろ」ぐらいのことまで言ってくれそうだなと思いながら読んでた。

・さんざんミサイルやビームでボロッカスにされた後、マリオがついに怒って叫ぶ。ついでに私の寿命も縮む。


「いいかげんにしろよ〜 ルイージ」

「おまえはルイージだ!」

「おれの…、おれの…、大切な弟だよーーー!!!」




見たか゛った゛や゛つーーーーー!!!!!!!(絶叫)


・マリオくんが私が想像してた展開全部やってくれてた……夢か? 私のピュアハートが起こしたの?奇跡を(どちらかというとコントンのラブパワー)
・マリオくんのマリオはこの巻においてもブラザーアタックと称してルイージを武器にしたり盾にしてビーム防いだり、ギャグらしく弟の扱いがムチャでルイージもヒーヒー泣いてることが多いけど、こっこれが本音かァ……と天を仰いでしまった。
・しんどくない? しんどいよ おれの…、おれの…、ってそのタメはなんなんだよ ブランカならローリングアタックが出そうなタメじゃねーか 万感の思いじゃん

・こっちが放心してる間にもマリオは素手でエルガンダーに殴りかかったせいで利き手おもっくそ壊してしまう。
・クッパに「素手でなぐるから…」って呆れられるけど、そのあとも「もとにもどってくれよ!」とかまわず素手で攻撃を続ける(クッパも投げつける)。
・そのなりふりかまわなさにホロリときちゃうよ……。すでにウルウルフィルターかかってるからなんでもホロリとくるけど……。

・殴りながらエルガンダーの中にいるミスターLに訴え続けるマリオ。

「ルイージ! おまえがいてくれるから、おれはがんばれる!」

「おまえが必要なんだ!」

「元にもどってくれ ルイージ!」




あっ……
ぶね〜〜〜〜〜

・昇天するところだった……(私が……)

・そうだよ……私が初めて買ってもらったゲームはマリオだったけどその頃から君たちは宇宙一のブラザーズだったよ……(号泣)

・普通はだいたいこの展開でちょっとぐらい記憶取り戻してもいいと思うけど次の瞬間「るせー!!」の一言で手酷く迎撃されててスゲー笑った。容赦がない

・そしてこのあと無事に浄化シーンがあってルイージは元に戻り「うわ〜ん 兄さ〜ん! 会いたかったよ〜!」(※ミスターLのときのことは覚えてない)とマリオに駆け寄っていく……けどマリオはとりあえず「てめー よくもさっきは…!」とクッパと一緒になってルイージに倍返しの報復をするエンド。

・う、上のやつ言ったげて……もっかい言ったげてよぉ! と思わずにはいられないけど、ギャグに戻ればマリオくんはそんなこと言わないだろうし「ボクがなにかしたの〜!?」ってわけもわからずボコられてるルイージはそれはそれでたまらないので、すべての展開に感謝。サンキューピュアハート。

・ページの都合上、派手な改変やキャラの削減が入ることの多い(たとえばドドンタスが伯爵への忠誠心が存在しないキャラになってたりする)スーパーマリオくんで、こんなにしっかりミスターLを描いてもらえると思ってなかったからご満悦。ゲームにないシーンというか自分が脳内で妄想してたような展開を見せつけられて満足通り越して驚愕した。マリオブラザーズへの愛しさが倍プッシュになった。
・大前提としてギャグ漫画としてそもそも面白いからオススメです